2004.11.15 第2刷発売 |
小説 後藤新平 郷仙太郎 後藤新平に対する「大風呂敷」という評価は当たっていない。関東大震災の復興計画に基づく昭和通りや日比谷通り、隅田公園そして隅田川の各名橋など今日に残る都市インフラは、彼の先見性と実行力を示している。台北の公園道路や下水道、大連の道路や橋についても同様だ。これらハード面における都市構造物だけでなく、ソフト面においても満鉄の調査部や中央試験所など、知的人材育成面でも実質的な功績が今日に残っている事実を小説形式で示した。全頁数289頁 |
没落 東京遊学の失敗 貧乏医学生 異色の内務官僚 投獄と復活 台湾に新天地 行革断行、人材登用 ゲリラの投降式に単身参加 山県有朋と争う 満鉄で夢みた近代都市 護親兵一割の損 俺の言うことを聞かないくらいの奴がいい 伏魔殿東京市に乗り込む 欧米に負けない首都の建設を 関東大震災に際して遷都論を打ち消す 復旧ではなく復興を 生まれるのが早すぎた あとがき |